予告を見たときは一体どうなることやらと思ってましたけど、蓋を開けてみれば最高のストイベでしたね。ちゃんと全員に見せ場がありつつ、それぞれのフェイトエピの内容も拾いつつ綺麗に着地させたな~って思いました。せっかくなので加入順に各賢者についての感想を書いていきます。
カイム
ハイランダーが強いと聞いて最初に加入させた気がします。支配の天秤を入れたり入れなかったりしたのが懐かしいですね。彼のフェイトエピでは賢すぎるがゆえに周りの人間が家族を含めて全員愚かに見えてしまうギフテッドの負の側面が描かれた少年としての話で、ハングドマンがそんな彼の少年らしさをくすぐるような掛け合いが好きでした。今回のストイベではエスタリオラとの出会いを通して、年相応の子どもらしい負けず嫌いな感情を素直に表に出しており、賢者同士のつながりによって人生のやり直しというと言いすぎな気もしますが、そんな心温まる変化があって嬉しかったですね。
アラナン
ミムメモアラナン、懐かしいですね。2アビが強いという一点でずっと使われ続けている安心と信頼のおじいちゃん。司教という人の話を聞く仕事なだけあって集まった賢者の会話を回す中心にいて心強かった印象。飲み会に一人こういう人がいるだけでみんなで盛り上がることができる上に、嫌みっぽさが無くて本当にすごい男。サンとのジジ孫漫才も好き。普段アラナンの扱いが雑なサンもいざというときはちゃんとアラナンを守るし、賢者自慢もするの可愛すぎましたね。
ニーア
デスで落とす用に加入させたと思います。あと可愛い。ニーアとデスについてはもはや説明不要と言いますか、結局のところあんまり変わってないよなと思ってて、実際途中までずっとその印象は変わらなかったんですね。最後に海洋学博士にとどめを刺してから蘇生させたときは、やっぱり親子の情に関しては思うところがあるんだなと思ったり、殺して終わりにしなかったあたり彼女なりに色々と考えてる途中なのかなとか思ったりしました。あ、デスについては全くブレてなくて安心しました。全裸のガイゼンボーガを見てしまった悲劇については流石にかわいそうでしたが、ニーアとデスが純粋に被害者面できる場面もそうそうないので、これはこれで新鮮な一面でしたね。全裸デデス。好き。
ガイゼンボーガ
闇ダメ10000固定は強い。アバターの特殊技受けた時感動した覚えがあります。ガイゼンボーガはこのストイベ以前から芸人キャラが定着していたので、今回もそんな感じの扱いなんだろうなと思ってたら想像以上にはっちゃけててずっと笑わされました。個人的には武人な一面も好きなのであまりネタ扱いされすぎるのもどうなんだと心の片隅で思わないこともなかったのですが、最後の最後に自分が手塩にかけて言葉を教えた相棒を自らの手で始末する下りとその後の海に逃がすシーンがあって本当によかったです。こういうことできる男が私は好きなんですよ。こういうガイゼンボーガもっと押し出してくれていいんやで。スターはマネージャーに終始してましたが、ガイゼンボーガの株が下がり過ぎないようにさりげなくフォローできるのは、なかなか仕事のできる星晶獣しぐさでしたね。
ロベリア
アビダメポチポチマンの印象。天元実装時はスキル回しするのに活躍してもらってました。立ち回り100点過ぎてなんも言うことない。相変わらず団長に信用されてないくせに約束は守るという信頼をされている絶妙な立ち位置。賢者達に嫌われもせず好かれもせずな距離感で接し続けて、自分のやりたいことをやりたいようにやるという彼の思い通りの動きをしていましたね。こいつの場合、一般的な常識や倫理観を知っているうえで自分の幸福を追求するタイプのヤバいやつなので、いざ立ち回りに全振りするとここまで見事に動けるのかと感動すら覚えました。幸福を追求するという字面だけ見れば大変すばらしいことのはずなのに、こいつにとっての幸福があまりにも最悪すぎるが故のバグ。ハーゼを表の主人公とするなら裏の主人公ムーブでしたね。タワーと二人でひっそり幸せになってくれ。
エスタリオラ
毎ターンディスペルおじいちゃん。アビダメの上方修正が入ってから一気に使われるようになった人。最終上限解放で若返ったおじいちゃん。新婚旅行がアウギュステなのちょっとかわいそうかも。でもこの二人ならきっとどこへ行っても幸せな時間を過ごせるだろうなという安心感もある。カイム君という孫をかわいがるムーブ、本当にこのイベストの数少ない清涼剤でしたね。アラナンとは別方向に対人スキルが高い。テンペランスが知らない特徴を持った生物=実質魔物という看破の仕方はかっこよかったですね。新婚夫婦の今後に幸あれ。
ハーゼリーラ
フルチェ編成の要だった。4アビで一気に化けた。通常アビ奥義全ての編成に求められることを高水準でこなせるちょっとおかしい女。最初は相変わらず猫被ってたけど、周りの賢者の様子がおかしかったのですぐに本性を現した面白い女。なんだかんだ集まったときに最初に発言してたあたり、まとめ役の片鱗は見せていたんですかね。皇子である立場を明かすわけにもいかないという理由でぼかしたら無職扱いされたのは流石にかわいそうだけど笑いました。確かに職は無いんだけどさ。猫を被る二面性を陰陽入り混じる混沌とした賢者たちをまとめる資質として扱うのはハーゼの今までの立ち振る舞いと十賢者の過去をうまいことまとめたなと思いました。苦労は多いかもしれないけど、言われてみるとハーゼが一番適任な気がしてきました。頑張れハーゼ。ムーンの煽りに負けるな。
カッツェリーラ
この辺になると残った賢者を順番に取得したって感じだと思います。4アビで火力が爆上がりしたので奥義軸のアビダメアタッカーとして高難度で使ってる印象。ハーゼ大好きお兄ちゃんとしてずっと描かれてたけど、姉上の相手に苦労したり、ハーゼを偽物と間違えたりで色々と空回りしてる感が通常運転って感じでしたね。最初にンミネコが現れたときに艇を解放したのが一番カリスマだった気がする。でも上に立つ者の資質としてとにかく前を向いて周りを巻き込むというのは本当に重要なものだと思いますし、そういう精神がブレないというのも周りに安心感を与える理由になります。描かれ方がコミカルなだけで、兄上は兄上でしっかり人の上に立つものとして大事なものはちゃんと持ってるんですよね。
マリア・テレサ
ウグアーレフェデルタのコンボをルシHLで何回かやった気がします。今回のストイベでひたすらトラウマを刺激し続けられ、ンミネコにフン爆撃されるかわいそうな立ち位置だった印象。合流が遅かったために偽物がンミネコの踊り食いをしたりニーアをビンタしたりとやられたい放題で合流してからも疑われたりガイゼンボーガの全裸に遭遇したりで、本当にこれが皇帝の扱いなのか?出禁喰らってないしスパ・ザ・ブルーでゆったり過ごしてほしい。皇帝つながりでハーゼカッツェと交流を深めてるのはちょっとよかった。ジャスティスがちゃんと従者やってるのも微笑ましかったです。賢者と星晶獣の仲いいエピソードなんてなんぼあってもいいですからね。
フラウ
最後の十賢者。アビの順番が変わって正位置でアビが2連発動になり奥義後に回復できるようになってようやく普通に強く使えるようになりましたね。フラウの場合は、他の賢者と違って星晶獣とのコミュニケーションがほとんどなかったので、それを居心地の良さとしていた部分もありましたが、トンチキ騒ぎに巻き込まれる中で、改めてフラウとデビルの関係性についてデビル側が明確に言葉に示したのは、フラウにとってもいいことだったと思います。寂しがり屋の彼女にとって居心地の良さとは別に関係性の言及も必要なことだったと思いますので。そのために、店員の説教を一身に受けてくれたデビルさんの懐の深さには敬意を表します。
なんか一人ずつ思ったことを描いただけで結構な文量になってしまいましたがそれだけ思い入れのあるキャラと内容の良いストーリーだったということで。前の記事でも書きましたが今後のグラブルの展開はマジで期待しかないので、来月のストイベも楽しみですね。
それでは~
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