新幹線を乗り過ごして東京まで直立移動しました。晴れ牛乳です。

 コミケに初めて個人サークルで参加してきましたので、サークルスペースで座りながらポチポチ書いていこうと思います。

 入場までの流れは一般参加とほとんど同じですね。東京ビッグサイト駅を降りたら看板を見ながら道なりに進んで、入口でサクチケを提出してリストバンドに引き換えました。そのままスペースまで直行したのですが、一番心配だった本の現地配送も確認できて一安心。早速開封してご対面。自分の書いたものが本になった感覚はやっぱりいいものですね。

 事前に色々用意したものを広げて、設営も思ったよりスムーズに完了しました。本のサイズに対してイーゼルが大きすぎた以外は想定通りです。
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 見本誌の提出も特に問題なく済ませて、あとは開場を待つのみになりましたが、昨日移動日にあてたせいで触れてなかったエクス•ディアボロス神滅戦をポチポチこなしてました。実際に設営してみて凝ったサークルはすごいなぁというのがよくわかりました。

 開場して会場が拍手に包まれる瞬間もいいですね。お祭りが始まった瞬間って感じがします。この時点ではまだ人口密度が低いからか、結構涼しいです。

 開場してからしばらくはまだアーリー組がポツポツ来てお目当てのサークルに向かう時間ですが、私のサークルには特に動きはなく、Twitterとグラブルを往復するだけの時間を過ごしていました。音に聞くメロブの営業の方にも声をかけていただき、名刺と委託無料回収のチラシを置いていかれました。本当に全サークルに声かけてるんですね。人が増えるにつれて会場も(物理的に)暑くなってきました。

 お昼ごろにファンネルを頼んだ友人の回収報告が来たので、店番をお願いしてお散歩に出かけました。南の企業ブースに行く途中にあるコスプレエリアの横を通るたびに、炎天下の中笑顔でポーズをとるレイヤーさんとそれを写真に切り取るカメコさんの熱意に畏敬の念を禁じえません。いや本当に。

 南企業→南サークル→西サークルの順に歩いて、コミケ特有の空気感を味わいつつ、チェックできてなかった本をいくつか回収して戻りました。西から東に戻る道は毎回かなり遠回りする必要があるのですが、今回はいつも以上に列が長かった気がしました。

 自スペースに戻って友人と交代したのですが、なんと見本も見ずに1冊手にとっていただけたとのこと!値札に小説と書いていたので間違って買っていかれたわけではないと思うのですが、何より最初の1冊が捌ける瞬間に立ち会えなかった絶望と1冊は手に取ってもらえた歓喜の狭間で頭を抱えながらニヤニヤしてました。

 ファンネル兼店番をしてくれた友人に感謝と別れを告げて、引き続き頭を抱えながらTwitterとグラブルの往復に戻りました。それから程なくして、もう一人見本も見ずに手に取っていただけました!これでもう思い残すことはないですね。お二人ともありがとうございました!いやまだ増えるかもしれないですけど、ちょっと喜びが抑えきれてないです。

 隣で色紙描いてる人のゼタをチラ見しながら残りの時間をぼんやりと過ごしていますが、ピークを過ぎて人口密度が減ってくると再び涼しくなってきた気がします。配置的に風の通り道になっているので時折感じる空気の流れに感謝してます。

 15時頃になると周りも撤収作業をするところが少しずつ増えてきて、道行くオタクたちも戦利品を抱えて出口に向かう人が目立ってきました。この時間になるとお腹も空いてきて、友人が回収してくれた戦利品たちを眺めながら過ごしてました。

 閉場15分前に最初にもらった無料回収の登録でもするかとQRコードを読み込んでポチポチ入力してました。びっくりするくらい簡単に登録完了して、残った本を回収場所で渡して終わりです。本当にありがたい。在庫持って帰らなくてもいいのは物理的にも精神的にも楽で助かりました。

 最後に駆け込みで買い忘れてた本を回収してから撤収作業をしました。シンプルな設営のおかげですぐに片付けは終わり、段ボールも畳んでからゴミと合わせて全部ゴミ箱に捨てて隣のサークルさんに挨拶して全て完了です。

 正直1冊も売れない事も覚悟していたので、予防線として「本を作ることが目的で頒布は副産物」なんて思っていました。しかし実際に手に取ってもらえた感動を味わえたので色々と報われた気がします。こうして人は沼にハマるのだなと、冬コミの申し込みをしようとしている自分を客観的に見てしみじみと実感してます。

 今度は蓮ノ空で何か作ってみたい気持ちがあるので、もし当選したらまた頑張ろうと思います。本作りは案外何とかなる事も分かって、オタクとしての実績解除も出来たのでとても満足のいくコミケでした。とりあえず今日はこのあったかい気持ちに浸りながらゆっくり休もうと思います。創作って楽しいね!

 それでは〜