一日中作業してたら土曜日の更新が完全に頭からすっぽ抜けてました。晴れ牛乳です。

 皆さんは何故か毎年リバイバルされている「少女歌劇レヴュースタァライト」という映画を知っていますか?知らない方はラッキーです。なぜなら今年も全国のイオンシネマで8月29日(金)からリバイバル上映が実施されるのですから。

 一度でも見たことがある方なら納得していただけると思うのですが、この作品は『映画館で鑑賞する』ことを前提に制作されていますので、是非この機会に見てみてください。アニメ全12話の続きの話なので、事前に配信サイトで視聴しておくのがオススメです。アニメも普通に最高なので後悔することはありません。映画を10回以上見た人間の言うことです。信じてください。

 もちろんこれだけで「ほな見に行くか」となる人は少ないのも事実。そこで私の思う作品の最高ポイントを下に手短に書いてますので、少しでも引っかかる部分があれば、まずアニメ1話だけでも見てください。お願いします。

 まずなにより舞台少女同士のレヴューが最高です。舞台少女のキラめきに応じて勝手に動く舞台装置が彼女たちのレヴューを彩るのはもちろん、トップスタァになるために全てを懸けてきたきた少女同士の意地と覚悟と感情のぶつかり合いが本当に美しいです。
 交わした約束を叶えるために人生の全てを捧げる覚悟を決めた少女とその過程で約束を叶えるための情熱を失ってしまった少女が、必ず別れる悲劇と言われる『スタァライト』を演じる。
 仲間と協力して作り上げた舞台が忘れられない少女を、偉人の言葉に勇気を貰い努力を積み重ねてきた少女が、初めて自分の言葉で他人を励ます。
 天才肌の幼馴染に必死についていくためにあらゆる努力とお世話を続けてきた少女が、すっかり腑抜けてしまった彼女の性根を懇願と共に叩き直す。
 自分を舞台少女として救ってくれた相手に盲目的な献身を重ねていたら、急にその相手の幼馴染がやって来たことで関係性が一変し、本心を知ってもらうために自分の愛がどれほど大きいのかを告白をする。
 才能と努力を兼ね備えた少女が自分以上の才能と努力を持った相手をライバル視して、自分という存在を認めさせようと更なる成長を重ねる覚悟を決め相手に挑み続ける。
 少女たちが、自らの全てを舞台に生きるために捧げてきたことが前提だからこそ、一つひとつの台詞や演技の全てが本気であることが伝わってくるような熱を感じられる作品です。人が持つ情熱や意志、覚悟、そこから生まれる関係性が好きな方には間違いなく刺さります。アニメ12話と劇場版を見れば、感情のぶつかり合いから生まれる関係性の説明が全てできるのではないかと思えるほどの情報量が詰め込まれています。
 特に劇場版は、およそ2時間とは思えないほどの凝縮っぷりなので、前述のとおり10回以上は見た私でも、未だに新鮮な発見があって楽しめています。映画館に行くのが大変な人でも最初の一回だけはなんとかして映画館に行って観る価値が間違いなくあります。これだけは誰が何と言おうと断言できます。

 さて、ここまで見てくださった方はありがとうございます。少しでも気になった方はアニメ1話がYoutubeで無料公開されてますので、是非見てください。そしてそのまま1週間で全12話を見て、8月29日(金)からの映画館で劇場版を観てください。この夏最高の思い出ができる事間違いないです。

それでは~