タイトルの通りそふ先生(@Sofia_sohu)の楽しい企画に参加させていただきました。ひろ&晴れ牛乳の晴れ牛乳要素です。

 今回の企画、発表時点で「楽しそうな企画してるな~」程度に見ていたのですが、当時重めのるりモブを書いていたのと、ネタがないのとで参加は難しいだろうな~と思っていました。しかし、8月の活動記録で泉にぺしょぺしょにされながら感想を漁っていた際に「肝試しのときひめぎんだけ描写なかったし、絶対この二人がペアだったでしょ(意訳)」的なツイートを見かけて「書けるやん!」となったので書きました。〆切り1週間前の出来事です。ちなみにこの時点でるりモブは完成していません。

 そこから急いでるりモブを仕上げて投稿したのが〆切り3日前なので、実質3日で書き上げました。間に合わなければ普通に投稿するつもりだったので間に合ってよかったです。

 時間もなかったのでまずは一旦書き上げる事を優先しました。なので文章の書き方的には割と素が出ていると思います。完成した後にあまりにも自分の色が出過ぎていたので、覆面企画らしくいくつか身バレ防止として追加した要素が4つ程あります。

1 作風
 これは半分くらい偶然の産物なんですが、今まで投稿してきた作品は割と重めというか、どちらかというとシリアス寄りのものが多かったので、書くならほのぼの系かあまあま系にしようと思っていました。上でネタがないと言ったのもこれが理由です。個人的な好みは頭空っぽにして読めるあまあま、いちゃいちゃ、ほのぼの系なんですけどね……。そこで偶然出会ったひめぎん肝試しはシリアスにならないし良いものを見つけたと思いました。

2 冒頭
 二次創作における冒頭は読まれるか読まれないかの分岐点だと思っているので、基本キャラのセリフから書くように意識しています。どんなキャラが登場するか、どんな作品なのかが伝わりやすいと思うからですね。なので、最初は徒町の「うらめしちぇすとー!」という書き出しでした。これを隠すためにわざわざ舞台の説明を付け加えました。書いてみて、案外これも悪くないのではと思えたのでいい学びのきっかけになったと思います。

3 タイトル
 こちらも分岐点だと思っています。私は書いてる途中にタイトルを考えるタイプで、いつもいい感じのものが思いつかないまま書き上げてから頭をひねっています。シンプルで小難しくないものをつけるように意識しているのですが、今回はあえてネタっぽいタイトルにしました。正直個人的にはこういうタイトルの方が好みです。でも作風に合わないので今まで使うことはありませんでした。覆面企画様々ですね。

4 新作
 これも意識したというより偶然そうなったのですが、可惜夜花火とかいう激ヤバ曲に脳を焼かれてしまいました。9月の活動記録が花帆回か吟子回だった時に間違いなく書けなくなるという焦りから急いで書き上げたらたまたま推理期間だったので、小難しいタイトルをつけて混乱させようと思いgoogle先生に教えてもらった単語を使いました。しかもその後推理期間中に投稿された作品はヒントになるかも、みたいな白々しいツイートもしました。自分でも小賢しい事をしたと思います。すいませんでした。

 上記の通り小手先の誤魔化しをいくつか入れたので、雰囲気で自分の作品を当てようとするのはかなり難しかったのではないかと思います。当てるとしたら、パッと思いつく特徴が3つ思いつきました。
 
 一つは同じ描写の繰り返しが好きなので、姫芽の袖や森の描写が一つの作中の雰囲気を伝えるための軸にしている点。
 次に作者が気持ちよく書いてそうな文章が入ることが多いです。例えば「可愛らしいお化けの登場に二種類の悲鳴が上がる。」や「聖女の語る物語はそれがいかなる内容であっても幸福に至ることができるというのがこの世の摂理なので、こればかりはどうしようもない。」みたいなやつです。実際に書いてるときは気持ちよかったです。
 最後は情景描写や第三者視点の描写が壊滅的に苦手なので、そういうところが凝ってる人は消去法で外せると思います。

 自分の作品に関する説明は以上です。次に各作品との違いを他の先生方の予想も交えて順番に書いていきます。

作品No.3『白い箱庭の夜に』 作者:ぐんそー先生(@tabinabito07) CP:セラかほ
 この作品は個人的に一番すごいと思っていた作品なので、予想してくださった方がいたのは正直本当に嬉しいです。作品の雰囲気は確かにシリアス寄りではあるのですが、自分は罫線をあまり使わないので、そこが違うかなと思います。あとは短い文章で段落下げしているところも、自分とは違う特徴に感じました。テンポが良くて素敵だと思いました。

作品No.8『4.75mmの狭間を見つめて』 作者:こぼれてまがる先生(@drop_curve010) CP:セラいず
 情景描写や第三者視点の描写もすごくうまいので、逆立ちしても自分にこれは書けないです。コーヒーを軸に上手く物語を展開しているのは確かに似通ってないと言えなくもないですが、流石にこの完成度と比較されるのは恐れ多いです。もし過去作のひめかほで触れたインセプションネタからつなげたのであれば、大変嬉しいのですが偶然の産物です。

作品No.9『姫芽ハラ』 作者:千先生(@SenSenHasu) CP:ひめぎん
 情景描写が激ウマなので自分とは違いますね。あとは、段落間で空白行をたくさん入れていますが、自分は明確な場面転換以外ではこういうことをあまりしないので、そこも違うかなと思いました。背景の色変えなんかは、そもそもそんな発想がありませんでした。見せ方にもいろいろあるんですね。

作品No.12『カケラヒロイ』 作者:まんじゅ先生(@manjutaso) CP:つづさや
 予想を見て改めて読み返したときに結構似てるな~と思いました。明確にここが違うと言えるところがあんまりないのですが、短い文で段落下げしているところですかね。細かいところでいうなら、街の具体的な描写も苦手なのでそこも判断材料になるかもしれないです。

作品No.14『書き割り』 作者:バジリスク鈴木先生(@basilisk_lit) CP:ひめぎん
 こんな耽美な文章書けません。読んでて「この企画R18ダメだったよな……?」と思ってしまうくらい真に迫った描写が凄かったですね。セリフや地の文の書き方は確かに似ているところはあるかもしれないですが、随所に挟まれる情景描写のセンスは自分にはないです。

作品No.18『ゼロかイチか』 作者:コナン好き先生(@tadanoconanzuki) CP:るりめぐ
 わかりやすい特徴として、三点リーダーが偶数個で使われていないので自分とは違いますね。それ以外は結構雰囲気似てると思うのですが、普段文庫ページメーカーを使ってる関係で二段組にする発想もなかったので、そこが意識できる人なら分かりやすかったかもしれないですね。

 予想してくださった範囲ではこのくらいでしょうか。自分が予想する時に重視している視点で書いているので、もしかしたら全然違う切り口で予想してくださったのかもしれないですね。自分の作品を見てくださった上での予想なので、正誤関わらず本当に嬉しい限りです。
 個人的にはホラー要素はひめぎんがくっつくスパイス程度の意識で、怖さを重視していなかったのですが、感想に怖いというものが多かったのは意外でした。ホラーを上手に扱うのも難しいものですね。

 次に書く作品はまだ決まってませんが、今回の企画で貰ったモチベーションを活かしたいです。改めて、主催のそふ先生、予想で盛り上げてくださった先生方、本当にありがとうございました。

 それでは~