劇場版少女歌劇レヴュースタァライトを観に行くためだけに新幹線に乗りました。晴れ牛乳です。

 早速タイトル詐欺みたいな感じで申し訳ないですが、私はこれまで音楽を聞くという文化的な営みから程遠い生活を送ってきました。別に嫌いというわけではなく、音楽を聴くということに対して一切の興味がなかっただけです。もちろんアニメやゲームをやったり、街中を歩く中で自然と耳に入る音楽はたくさんありました。ただそれらは私の中では空気のようなもので、あるのはわかるし大切なものであると理解はできているものの、意識して取り入れるものではありませんでした。

 これではあまりにももったいないと思い、youtube musicの人気曲をランダム再生して日常にBGMを取り入れようとしたこともありましたが、長くは続きませんでした。今ハマっている蓮ノ空の曲も、音楽としてというよりは蓮ノ空の物語をより楽しむためのものとして、どちらかというと小説のような、読み物的な楽しみしか見いだせていないような気がしています。昔から本を読むことは好きだったので、何かを楽しむための視点として持っている手札が偏っているのでしょうかね。

 もちろん、そういった楽しみ方ができるのも音楽の持つ魅力の一つでなのだろうなと思ってはいるものの、その一歩先、ハマっているコンテンツと関係なく音楽に触れるという方向に積極的になれていないのは、音楽に対しての自分なりの魅力が理解できていないからだと考えてしまうわけです。これだけ面白そうなコンテンツを前にして、周りにもそれを楽しんでいる人がいるのにイマイチのり気になれない。とてももったいないなと思うわけです。

 周りの楽しんでいる人たちの感想を見るに、音楽に対して何かしらの想いを重ねて聴いている人が多いような気がしているので、もしかしたら今の自分の楽しみ方も大きく外れてはいないのかもしれません。それなら、本を読むときに感じている没入感を音楽に感じることができないのはいったい何が違うというのか。

 大きく違うのは、情報が視覚から入るか聴覚から入るかの違いでしょうか。本を読むときは文字を頭の中で音読したり、好きなように文字を読み返したり、繰り返したりできますが、音楽の場合はそうもいかないです。リアルタイムで流れる音が曲の終わりまでノンストップで耳に入ってきます。聞いているのは自分の意思であっても、その鑑賞中は自分で手出しできる領域ではないですからね。アニメや映画も同じような側面を持っていますが、視覚から得られる情報も多いので、単に聴覚から得られる情報に対しての感受性が薄いのかもしれません。決めつけは諦めにつながるので信じませんけど。

 実際知り合いにどうして音楽が好きなのかを聞いたことがありますが、どれもイマイチピンとくるものではなく、好きという曖昧で感覚的な感情を意図的に発生させようとすること自体、あまり意味の無いことなのかもしれません。現状、日常生活の中で音楽を聴きたいと積極的に思う場面が無いわけですし。それでも長い人生、面白いことなんてなんぼあってもいいですからね。明確に嫌いであるわけでもなく、むしろ好きなものも僅かながらある音楽というコンテンツに対しての意識は定期的に思い出して試行錯誤していきたいものです。もし、音楽はこういう楽しみ方してるぜ、みたいな話があれば是非聞いてみたいですね。

 なんか愚痴っぽく見えたら申し訳ないですけど、別に悲観しているわけではなく個人的には前向きな挑戦だと思ってます。今だからできることとして、有名曲をミリしらで聞けるという体験もあるので、オススメがあれば教えて欲しいくらいです。どんな曲だったとしても、大体は新鮮に感じることができると思います。

 いつも以上にTwitterみたいな内容になってしまいましたけど、個人ブログなのでこれくらい好き勝手語る回があっても良いじゃないか。自分の人生をよりよくしたいという思いで始めたブログにむしろ相応しい内容じゃんね。いつも読んでくださる方も、たまたまこれを読んでくださった方もありがとうございます。

 それでは~